損傷と制限を記録
機器担当者が実物の圧力計を特定し、問題を報告して、機器管理手順に従います。保守記録には、修理作業と実施した確認の内容を記載します。
共通の識別情報はチームの連携に役立ちます。一方、「完了」という一つの状態だけでは、未完了の業務が隠れることがあります。
| レコード | 確認できること | 保持する根拠資料 |
|---|---|---|
| 機器の識別情報 | どの実機が対象か | 管理番号、製造番号、場所、測定範囲または機能、担当者、ライフサイクル。 |
| 保守作業 | どの状態や不具合に対応したか | 報告された問題、実施作業、部品や調整の内容、確認事項、保守完了。 |
| 校正結果 | 測定の根拠資料から何が分かるか | 事業者、実際のサービス実施日、手順、元の校正証明書、調整前・調整後の結果、審査。 |
| 影響評価 | 過去のどの業務に再確認が必要か | 影響を受けた対象、影響拡大の防止措置、評価、対応、担当責任、処置判断。 |
| 使用許可 | この測定機器は、指定の用途で今使用できるか | 現在の受入済み根拠資料、該当する制限、許可範囲、記録された判断。 |
すべての測定機器をあらゆる作業に適した状態に保てる、一律一年の校正周期はありません。
NISTは一律の再校正周期を定めていません。必要な精度、適用要件、測定機器の安定性、環境条件などが関係します。適格なチームが実際の用途に合う周期を選び、経験と根拠資料に基づいて見直してください。
現在の校正周期、手順・方針の参照情報、その周期を選んだ理由を記録してください。変更の検討時に審査者が履歴を確認できるよう、過去の結果も保持します。事業者の推奨期限は参考情報ですが、自社が採用する日付は責任ある審査で確定すべきです。
架空の例:取り扱い中に圧力計が損傷し、その後修理されました。修理完了は、記録全体の一部にすぎません。
機器担当者が実物の圧力計を特定し、問題を報告して、機器管理手順に従います。保守記録には、修理作業と実施した確認の内容を記載します。
修理が測定性能に影響するか、手順上何が必要かを判断します。校正が必要な場合は、結果と元の根拠資料を作業指示書とは別に保持してください。
結果によって過去の測定に疑問が生じた場合は、影響を受けた可能性のある業務を特定し、処置判断を記録してください。修理完了によって、この評価まで自動的に完了させてはいけません。
担当審査者が現在の根拠資料と制限を考慮し、予定する作業への測定機器の復帰を許可します。アプリは判断を記録するもので、技術的な適合性を単独で証明するものではありません。
校正証明書が対象の測定機器のもので、予定する測定の要件を満たす範囲をカバーしているか確認してください。元のファイル、事業者情報、審査者の判断を保持します。未入手、不完全、不一致の根拠資料は、未解決と分かる状態にしてください。
事業者が調整前と調整後の両方の状態を報告している場合は、両方を保持してください。最終的な合格値で、それ以前の結果を上書きしてはいけません。
アプリは測定機器の履歴を整理できます。計量トレーサビリティは、測定結果と、不確かさを含む文書化された校正の連鎖に関するものです。また、トレーサビリティだけでは、特定の測定要件への適合性は確認できません。
大規模な台帳を取り込む前に、小さな機器グループでプロセスを確立してください。
型式名、管理番号、製造番号の曖昧さを解消します。元の履歴を削除せずに、使用終了機器と未解決の重複を特定してください。
元のサービス記録と校正証明書の根拠資料を関連付けます。現在の期限と制限は担当審査者に確定を依頼してください。取り込んだステータスは、新たな承認ではありません。
依頼、手配、根拠資料の審査、影響評価、使用許可を誰が行うか定義します。標準タスクの振り分けと、各ロールが変更できるフィールドを設定してください。
根拠資料の不足、不合格結果、複数の影響評価案件、古い根拠資料を使った遅い判断を試してください。処理が止まるべき結果と、正しく完了する結果の両方を確認します。
計測器が返却されても、修理や校正の要件を満たしたことにはなりません。現物の受領は、専門的な確認の証拠や使用許可と分けて管理してください。
確認した状態を記録して点検を振り分けます。校正の認証を意味する表示にはしません。
再貸出する前に、誰が使用可否を確認し、機器を受領し、制限を解決するか合意します。
正本となる機器台帳を一つ決め、関連システムにもその識別子を保持してください。既存のCMMSが別の内部IDを使う場合は、対応表を残します。場所の名称やスプレッドシートの行を変更しただけで、同じ実機が誤って新しい機器として登録されないようにしてください。
自社の手順、能力・資格の要件、職務分掌によります。適格な一人が両方を審査する場合も、判断と根拠資料は別々に保持してください。このサンプルは、適格者を判定したり、メンバーの権限設計の妥当性を保証したりするものではありません。
自社に適用される保存要件、顧客に対する義務、機器管理手順に従ってください。このガイドでは、一律の保存期間は推奨していません。現在の校正証明書だけでなく、使用終了機器、元のファイル、審査履歴、保管後のアクセス、検索・取得のテストも保存方針に含めてください。
共通の機器識別情報と保守作業指示書の参照番号を記録し、それぞれの完了判断をどのシステムで管理するかを決めてください。自動同期を行う場合は、更新失敗やレコードの競合を想定して設計・確認する必要があります。Jodooサンプルは校正レコードの例であり、修理システムとの設定済み連携は含まれていません。
技術的な確認事項を未解決のまま管理してください。適格な審査者が、報告された範囲と根拠資料を予定する測定作業と比較し、必要な制限や追加サービスを判断します。修理の完了と校正証明書のファイルだけでは、事業者が校正していない範囲での適合性は確認できません。
校正管理のサンプルを確認し、測定機器の識別情報を自社の保守記録に対応付けてください。サンプルに修理作業指示書や設定済みのCMMS連携は含まれていません。